かやの木について

かや（榧）はイチイ科カヤ属の常緑針葉樹です。かやの木の成長は極めて遅く、直径が１mを超える大きさになるには300年以上の時間が必要です。仙台柳生かやの木は、樹齢1300有余年の歴史を持ち、仙台市内の最古木とされています。過去に、かやの木の根元から仏像・薬師瑠璃光如来が見つかったとされ、地内の社に祀られています。1300年を超えた今もなお、一向に生命力は衰えず、毎年秋になるとたくさんのかやの実を落として、子供たちや、福縁にあずかろうとする地域の人々のお守りになっています。